LEYSOP社は空間系の位相変調、偏向器、Q-スイッチ、アイソレータまたそれら素子のアンプ&電源等を用意して
おり、様々なタイプがあります。もしご要望の物が見当たらない場合はご連絡下さい。対応させて頂きます。
 
      
空間系デバイス/ EO-変調器/偏向器/アンプ& 電源
ファラデー光アイソレータ
           LEYSOP Ltd.            


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株式会社ネオトロン

ファラデー効果はTGG結晶でも弱く、強い磁場が必要です。また、ベルデ定数(ある種の性能指数を提供する)が
波長依存性が強いため、波長にも影響されます。増加する波長では、45°の回転角を達成するために特に強い
磁界を使用する必要があり、当社製品では2つの基本設計があります。

短い波長では、FOI 5/57デザインをご利用頂き、磁石アセンブリへのTGGロッドの挿入の程度を調整するネジ山
調整によって波長可変である。この操作では、ロッドへのアクセスを可能にするために入力偏光子を取り外す必要が
あります(偏光子は簡単に元の位置に戻すことができます)。

長波長(~1um)に対しては FOI 5/711をご利用頂きます。これは対向磁石配置を使用するため、代わりに対向磁石の
間隔を増減することによって調整されます。

一般に、FOI 5/57モデルは、約100〜150nmの波長範囲にわたって調整されてもよいが、FOI 5/711モデルは、工場
設定波長のいずれかの側で、約5%のより限定された調整範囲を有する。この構成は、出力偏光子の角度を入力に
比べて回転させるだけで、デバイスが異なる波長のために調整される他の製造業者によってしばしば使用される方法と
比較して面倒に見えるかもしれない。しかし、45°以外のすべての相対角度において、TGGロッドの後に出力偏光子が
入力偏光面にミスアライメントすると、前方伝送で追加の挿入損失が発生する可能性があります。挿入損失を増加させる
ことなく真の同調を得るこの方法は、システム内の順方向波と逆方向波との間の相対的なコントラストを増加させる上で
より効果的である。


タイプ
FOI 5/57
FOI 5/711
波長
500 ~ 900 nm
900 ~ 1100 nm
口径
5 mm
5 mm
アイソレーション
>= 30 dB
>= 30 dB
挿入損失
<= 0.5 dB
<= 0.5 dB
チューニング範囲(nm)
500 - 750, 750 - 850, 800 - 900
±5°固定波長に対して
サイズ
偏光子含まず
60 φ x 58mm long
75 φ x 75mm long
偏光子含む
60 φ x 100mm long
75 φ x 120mm long
ファラデーアイソレータ仕様

超広帯域チューニングレンジファラデーアイソレータ
ますます広範囲のチューニング範囲を持つアイソレータに対する顧客の要望に応えて、当Laysop社では新しい
アイソレータの新しい設計を導入しております。 これはFOI5 / 57の設計に基づいていますが、通常のTGGロッド
よりもやや長めの強度のマグネットアセンブリを使用して最大動作波長を上げ、さらに重要なことに新しい便利な
波長調整アセンブリを使用しています。

下の写真は、チューニング範囲の両極端なデバイスです。 また、ロッドの回転や偏光子の相対的な向きの変更を
伴わずにTGGロッドの磁石アセンブリへの純粋な平行移動を生成するヘリコイダル チューニング機構も明らかに
示している。チューニング機構は非常に滑らかであり、 650-1,100nmの非常に広い波長範囲でのアイソレーション
を最大限にするためにチューニングが可能です。

ファラデー光アイソレータ

「ファラデーアイソレータ」を作るためには、回転子に一対の偏光子を加え、回転角を45°にする必要があります。
回転子は、アイソレータを通って戻ってくる反射器にとって付加的であり、アイソレータへの入力における入力
偏光状態と反射偏光状態との間に90°の差異を与える。したがって、入力偏光子は後方反射を拒否する。
出力偏光子は、アイソレータ(下図を参照)を通って透過するために偏光状態を掃除し、光が装置を通って戻る前に
偏光されていても良好な分離を確実にするために必要である。

上記デバイスに加えて、8mm口径アイソレータ(FOI 8/57, FOI 8/711)の供給も可能です。TGGはかなり大きく、また
より重い磁石も必要となります。

光ダイオード、または非相互デバイス
定在波レーザ共振器のよく知られた問題は、定在波が利得の局在飽和を引き起こし、レーザ媒体が一様に使用され
ないという空間的なホールバーニングの影響である。これは、効率の低下および不安定性をもたらす可能性がある。
このための1つの共通の解決策は、共鳴が形成されないように、レーザ媒体の全体が利用されるリングレーザキャビティ
を使用する事である。しかしながら、レーザが、レーザ利得に対して競合する等しい強度の2つの逆伝播波を有する事は
望ましくないので、リングの周りを一方向に進む光に対してより高い損失を生成する方法が見出されなければならない。
微分損失は一般的にそれほど高い必要はないが、レーザ利得競合の性質は、伝播の一方向のみがサポートされるような
ものである。

問題は、そのような方向性の損失をいかにして作り出すかです。答えはファラデー効果にあります。ファラデー効果は、
すべての媒体においてある程度存在するが、強い同軸磁場の存在下での光の偏光面の回転を説明する。その効果は、
一般に非常に小さく、一握りの材料においてのみ重要であるが、特にテルビウムドープガラス、特に単結晶テルビウム
ガリウムガーネット(TGG)において顕著である。ファラデー効果によって生み出される回転に関して特に重要なことは、
石英回転板または適切に配向された二分の一波長遅延板によって生成されたものとは異なり、本質的に非相反的で
ある事である。後者では、例えば、通過する光のための時計回りの方向における偏光軸の回転は、逆方向に進む光に
対して逆転され、逆反射された光は前と同じ偏光を残す。しかし、非可逆TGG素子では、一方向の時計回り回転は、
他の方向を通過する光に対しても時計回りになるので、偏光軸は逆反射で2倍回転する。 TGGファラデー素子と石英
回転子又は半波長板からの等しい強度の受動回転とを組み合わせることにより、一方の伝播方向で回転をゼロに合算
することが出来るが、反対方向では2倍になる。したがって、(Nd:YVO4のような偏光利得媒質のような)共振器内の
偏光依存損失は、一方向のみに伝搬する光に対して強い抑制効果を有し、一方向性レーザが生成される。

Leysop Ltdでは、直径35mmの下の写真のハウジングの5mmアパーチャダイオードのような完全な光ダイオードアセン
ブリ(マグネットを含む)を20年以上に渡って供給しております。また、OEMレーザーメーカー様独自の仕様に対応可能
ですので、ご要望等を実現するためにお手伝いをさせて頂ます。