◎ 事前に必ず御熟読お願い致します。 TF型真空窓の取り扱い注意事項 ! 警告 ! ・ 細粉や破片を吸引及び口にいれないでください。 ・火中に入れないでください。 ・ 酸及びアルカリとの接触を禁止してください。(有毒ガスが発生するものがあります) ! 禁止事項 1, 素手の接触禁止 ・汚れたままでの使用は失透促進及び、破損し易くなり、身体に危害が及ぶことがございます。 ・汚れた除去は眼鏡拭きクロス等にアルコールを染み込ませ、必ず生乾きにしてからそっと拭きとって下さい。しかし、 それでも傷つく恐れがございます。特にKRS-5,BaF2は注意してください。 ・少しでも窓面に擦り傷、打痕などつけた場合はこの真空窓に使用しないでください。 僅かな傷でも、大気~真空~大気の繰り返しによって、疲労破壊することが有り、身体に危害を与える場合がございます。 2, 直接覗き込み禁止 ・万が一、窓が破壊すれば身体に危害が加わります。鏡などで間接的に覗いてください。 3, 塵埃除去にエアロゾール方式の使用禁止 ・バルーン握り方式のエアブローをお薦めします。窓表面と窓内部に急温度差による応力が発生し、窓種によっては破損して身体に 危害を与える場合があります。特にBaF2及びCaF2等は瞬時に破損する場合がございます。 4, 衝撃禁止 ・必ず柔らかいクッション材の上に置いてください。僅か数mmの高さで手を離した場合、窓材種によっては割れる恐れがございま す。コツンと音がするような置き方、落下させたり他機器及び工具などがぶつかるなどの衝撃は絶対に与えないでください。 工具などによるフランジへの刻字も絶対におやめ下さい。 5, 洗浄液での丸洗い、侵漬禁止 ・結晶系窓材の多くは、洗浄液がしみこみ溶解/潮解するものがあり、失透を起こす場合がございます。 また、シール部狭溢箇所に洗浄液がしみこみ、脱ガスが困難又は不能になるばあいがございます。 6, 急温度勾配禁止、ベーク温度<200℃ ・窓材と金属部とは熱膨張率及び熱伝導率が異なるため、急加熱や急冷却で使用すると局部的な応力が発生して破損する場合がござ います。この場合、身体に危害を与える場合がございます。温度勾配は50℃以下をお薦めいたします。 またベーク温度を絶対に越えないようにご注意ください。 7, 使い回し禁止 ・やむを得ず他者に使用させる場合は、本内容の全文を十分に理解して頂いたことを確認してからとして下さい。 8, 分解・修理・改造の禁止 ・必ず破損します。 ※ボルト締めは必ず次の要領で実施して下さい。 ・真空窓のフランジの曲げ強度は、ブラインドフランジと比較して1/4程度であって、対角線上での締めつけ順序で行うとフランジ が反り曲がり、そのためにリーク発生や窓割れが発生しますので禁止としてください。 ・時計回りまたは反時計回りで、隣合ったボルトを順次少しずつ締め付けるようにしてください。フランジの歪みを必ず極少にしな がら締めつけることが重要です。 ・ボルト締めは必ず全数のボルトを使用してください。1本分、間を空けるような締め付けはフランジの反り曲がりが発生します。 ・ボルトの締め付けの際には必ず潤滑油(モリブデングリースなど)を用いて下さい。締め付けトルクの不均一性の防止上、必要です。 ・ガスケットは柔らかい無酸素Cuの焼鈍品または純A1品のご使用をお薦め致します。 ◎以上を必ず遵守してください。 株式会社ネオトロン TEL:03-3760-0154 FAX:03-3760-1768